バイアグラはED(勃起不全)の治療薬として知られており、世界的に多く使用されています。バイアグラの入手方法は、基本的に病院で診察を受け、医師から処方してもらうというもの。
ただしEDはデリケートな問題ですから、人目が気になって通院が億劫になる、近場に専門クリニックがなくて通院が難しい、という人もいるでしょう。
この記事では、バイアグラを通販で入手できるオンラインクリニックについて、おすすめのクリニックやバイアグラの具体的な効果・注意点についてご紹介していきます。
野村直孝
和歌山県立医科大学医学部医学科卒業
NTT西日本大阪病院勤務
その他大手病院勤務
大手美容クリニック院長着任
バイアグラが必要なEDとは?原因や治療方法
そもそもバイアグラの名前を知っていても、どのような用途で使用するのか知らないという人もいるでのはないでしょうか?もしくは、具体的な効果のメカニズムについて知らないという人もいるでしょう。
まずはバイアグラが必要になる「ED」について、原因や症状、バイアグラの必要性について見ていきましょう。
ED(勃起不全)とは
ED(Erectile Dysfunction)とは、勃起機能の低下を意味する言葉です。
専門的な見地からは、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発することが定義とされています。
EDの人は勃起が起こらないだけではなく、勃起状態の維持や満足な性交が行えるだけの勃起が得られないといった症状にも悩まされているのが特徴。
- たまに勃起しないことがある
- 勃起に不安を感じる
- いつもダメではない
こうした症状を持っている人でも、EDの可能性はあります。
EDの症状にはそれぞれレベルがありますが、完全なEDではなく軽度のEDの人も含めると、日本人男性の4人に1人がEDであるというデータも公開されています。
つまりEDは年齢や遺伝だけではなく、いつ・誰がなってもおかしくはない、身近な疾患として捉えて対策を用意しておくのが得策です。
バイアグラがEDに効く理由
バイアグラは、1998年にアメリカのファイザー社が開発した、世界で初めて製品化されたED治療薬のことです。バイアグラ以外にもED治療薬は開発されていますが、知名度の高さはバイアグラが高いと言えるでしょう。
バイアグラには「シルデナフィル」と呼ばれる成分が含まれており、これがEDの原因であるPDE5の働きを抑制することによって、勃起を維持する効果が期待されています。
ED治療薬としてよく使用されるバイアグラには、こうしたPDE5の働きを阻害して血流を良くする働きがあるため、勃起不全に効果がもたらされます。
バイアグラなどのED治療薬とサプリメントとの違い
サプリメントや精力剤はバイアグラなどのED治療薬とは異なり、EDを改善するものではありません。しかし、EDの改善をサポートする働きがあります。
ED改善をサポートすると言われているサプリメントには次のようなものがあります。
亜鉛 | 新陳代謝を促す、免疫力を高める、抗酸化作用を高める、タンパク質の代謝を促すなどの働きがある。亜鉛が不足すると性機能低下につながると言われている |
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アルギニン | 血管を広げて血行をよくする、免疫力を高める、筋肉組織を強化する、疲労回復をサポートする |
マカ | 滋養強壮、疲労回復、成長ホルモンの分泌を促す、血行をよくする、抗酸化作用が期待できる |
イチョウ葉エキス | 抗酸化作用、血液が固まるのを防ぐ働きがある |
サプリメントはバイアグラなどのED治療薬と併せて服用することで、ED改善の効果を高められることもありますが、摂取する場合は必ず医師に相談するようにしましょう。
バイアグラを通販で買うならオンライン診療を選ぼう
EDにお悩みの方でバイアグラの利用を検討している人は、オンライン診療で処方してもらうのがおすすめです。バイアグラを通販で入手する方法やメリットについて見ていきましょう。
基本的にバイアグラは通販で購入不可能
まず、バイアグラは通販で購入することが不可能な薬です。そもそもバイアグラは医療用医薬品に指定されているため、個人が通販などで購入することは不可能なのです。
厳密にいえば、バイアグラの入手には処方箋が必要であると定められているため、医師の診断と処方が欠かせません。バイアグラは副作用や併用禁忌などの説明、医師の監督が必要ですから、患者の安全性を守るためには処方箋が求められます。
実際にネット通販などで「バイアグラ」と検索しても、バイアグラを実際に購入することは不可能です。
バイアグラはオンラインと通院どちらでも入手可
バイアグラは医師の処方箋があれば入手できます。つまり、バイアグラの処方に対応しているED専門クリニックであれば、オンラインでも直接の来院であっても可能です。
近所にED治療を専門に行っているクリニックがある人は、直接来院しても良いでしょう。ただしオンライン診療の場合は、人目を気にせず通院の時間・費用を節約してバイアグラを処方してもらえる点がメリットです。
バイアグラが必要な人や、EDにお悩みの人は、特に「誰にも知られたくない」という気持ちが強いでしょう。直接の来院形式で対応しているクリニックもプライバシーに十分な配慮をしていますが、オンライン診療ならスマホやPCのみでこっそり診察から処方までを完結させられます。
- 近場にED治療対応のクリニックがない人
- 誰にも知られずにED治療をしたい人
- 通院に割く時間を節約したい人
上記のような人は、直接の通院よりもオンライン診療の方が向いているかもしれません。
処方なら自分に適した治療薬を手軽に入手できる
EDの治療薬として有名なのはバイアグラですが、実際には様々なED治療薬の種類が存在しています。医師に相談して治療薬の処方を受けることは、自分に適した治療薬の入手に繋がるでしょう。
具体的には、厚生労働省から製造販売承認をえているED治療薬は以下の通りです。
- バイアグラ(シルデナフィル)
- バルデナフィル(レビトラ)
- タダラフィル(シアリス)
海外では上記以外にも、
- アバナフィル(ステンドラ)
- ウデナフィル(ザイデナ)
- ミロデナフィル(エムヴィックス)
- ロデナフィル(ヘレバ)
というED治療薬も存在します。ただし海外製のED治療薬は日本人向けに製作されていないため、人によっては体に合わないこともあります。
それぞれのED治療薬には、効き始めるまでの時間や効き目の強さ、作用時間といった違いがあります。EDの症状や体質には個人差がありますから、どの治療薬を使うと効果的なのか、医師の診断によって適切な選択をできるのが処方薬の強みです。
適したED治療薬・方法は人によって異なる
EDの原因は人それぞれで異なり、大きく分けて以下の3つに分けられます。
- 器質性ED
- 心因性ED
- 複合性ED
器質性EDは、動脈硬化の振興や神経に障害がある場合のEDのことです。50歳代に多くみられており、糖尿病や高血圧、高脂血症といった生活習慣病の人にもよく見られます。
心因性EDは精神的なストレスで性的興奮が性器に伝わらないタイプのEDで、年代に関係なくみられます。性交が上手くいかなかったことがトラウマになり、余計にEDを悪化させてしまうこともあります。
複合性EDは上記の器質性・心因性EDどちらもの要素が合わさった混合型のED野ことです。50歳代・60歳代に多くみられますが、もちろんそれ以外の年代にも見られます。
バイアグラなどのED治療薬を処方する際は、本人がEDになってしまった理由を考えた上で、適切な治療薬を処方する必要があります。
バイアグラに似た効能を持つサプリ等は市販でも購入できますが、本当にEDを治療したいのであれば、専門家の見地から原因を突き止めてもらい、治療のサポートを受けるのが効果的です。
オンライン診療ではできるだけ細やかな情報提供を心がける
オンラインで診察を受ける際には、医師にできるだけ多くの情報を提供しましょう。
オンライン診療は画面を通しての診察になるため、対面診療に比べて患者さんの情報量は少なくなります。触診もできず、オンライン環境や機種の性能によっては患者さんの表情や顔色なども確認できません。
オンライン診療に不慣れな医師もいるので注意する
オンライン診療に慣れている医師ばかりではありません。できればオンラインでの診察に慣れている医師を選んだ方が安心であり、診察もスムーズです。
オンライン診療を行う場合、医師は厚生労働省のオンライン診療研修といった医師向けの研修を受けることが義務となっています。
そのため、オンラインによる診察において必要なことは習得していると考えられますが、実際にオンラインでの診察となれば、オンライン環境によるトラブルなどは生じることもあるでしょう。
急変したり副作用が出たりした場合の対応について確認をしておく
急に体調が悪くなったり、副作用が出たりした場合にどのような対応をしてくれるのか、確認しておきましょう。バイアグラは処方されたものを正しく服用していれば問題のない治療薬ですが、体調や誤った方法などによっては体調を崩すことも考えられます。
その際、どこに連絡をすればよいのか、対応してくれる時間帯は決まっているのかなどを確認しておくと安心です。
オンラインでは診察できない疾患もある
疾患によってはオンライン診療だけではすまない場合があります。また、疾患によっては触診や聴診などが必要な場合があり、そのような疾患が疑われる場合は対面診療をすることになります。
また、検査や処置などはできないため、医師が必要だと判断した場合は、通院することになることを認識しておきましょう。
オンライン診療の手数料がかかることもあるので確認をしておく
オンライン診療では手数料が別途かかることが多いです。しかし、オンラインでの診察であれば交通費はかかりませんし、バイアグラの料金も安くすむことも少なくありません。
オンライン診療は対面診療よりも費用を抑えられる可能性も高いでしょう。
オンライン診療は現金での支払いは難しいので他の選択肢を用意する
オンライン診療で現金払いは難しいです。多くはクレジットカードやQRコード決済、銀行振込、銀行口座からの引き落とし、といった支払い方法が可能です。
来院する際は窓口での決済というケースもありますが、通院しない場合はキャッシュレス決済を選択することになるでしょう。支払い方法はクリニックによって異なるので、確認をしておきましょう。
家族にバイアグラの使用を知られたくない場合の対処法
バイアグラが自宅に届くので便利という点もオンライン診療のメリットの一つですが、家族に知られてしまう可能性があります。家族に知られたくない場合は、バイアグラが送られてきたことがわからないような梱包をしてくれるクリニックを選ぶのも方法の一つです。
中には自宅ではなく郵便局留めにしたり、コンビニで受け取れたりするクリニックもあります。家族に知られたくないという場合は、どのような方法で受け取れるか確認してみることをおすすめします。
バイアグラの効果をきちんと得るための注意点
バイアグラを誤った方法で服用しても効果が得られなかったり、半減したりしてしまいます。思い込みなどをしている可能性もあるので、正しい服用方法や注意点を知っておきましょう。
医師の指示に従い自己判断での服用はしない
バイアグラは医師の指示通りに服用することが重要。服用は1日1回までです。次の服用は24時以上あけること。
医師は、個人に合わせて服用量や回数などを指示しています。「知人はもっとたくさん服用していたから大丈夫だろう」など、自己判断で指示と異なる服用はしないことです。
他の人やインターネットの情報ではなく、医師の指示に従い、服用する量やタイミング、服用の仕方、服用の際の注意点などを踏まえて服用しましょう。疑問点があれば必ず確認し、自分で判断して服用しないことです。
バイアグラは行為の1時間前の空腹時に飲む
バイアグラの効果が現れるのは30分~1時間程度です。服用は行為の1時間くらい前がよいでしょう。バイアグラは食事の影響を受けやすいため、効果を出すには空腹時に飲むのがおすすめです。
胃や腸に食べた物が消化されずに残っていると、バイアグラの有効成分が吸収しにくくなります。消化する時間は食事の内容や個人によって異なりますが、食後は2時間程度あけてから服用するとよいでしょう。
ただし、消化に時間のかかる炭水化物や油や脂肪分の多いものは、長いと4~5時間程度かかるとも言われています。消化までの時間に余裕を持たせるか、消化時間の長い食事は控えることです。食べすぎも消化に時間がかかるので、満腹になるほど食べない方がよいでしょう。
食前の場合は30分~1時間までに服用することです。有効成分が体内に吸収するのが30分程度。効果持続時間は3~5時間程度なので、タイミングを計って服用することが必要です。
ただし、消化時間や効果持続時間などは、体調によって異なることがあります。時間は目安として認識しておきましょう。
アルコールとの同時摂取は加減に注意
適度なアルコールは血行をよくし、リラックス効果も期待できますが、飲みすぎないことです。
適量であれば精神的にリラックスでき、バイアグラの効果が高まる可能性もあります。特に精神的なことが要因でEDとなっている場合は、アルコールがサポートしてくれるでしょう。
ただし、飲み過ぎは逆効果になることがあります。
アルコールを過剰に摂取すると神経機能や運動機能に影響して効果が半減してしまうこともあります。神経機能に影響すれば、性的興奮しにくくなることもあり、運動機能に影響すればやはり勃起しにくくなることもあります。
また、アルコールの回りがよくなりすぎて体調不良を起こしやすくなるので注意しましょう。
バイアグラには血行をよくする作用があるため、いつもより少ない量のアルコールでも酔いやすくなります。アルコールを摂取する際には、飲む量に注意が必要です。
バイアグラは水やお湯で飲む
錠剤を服用する際は、水もしくはぬるま湯で飲みます。フルーツジュースや炭酸飲料などは効果がしっかり出ない場合もあります。特にグレープフルーツを含むジュースには注意が必要です。効果が出すぎたり、副作用が強く出たりすることがあります。
バイアグラには錠剤のほか、ODフィルムといったフィルム状のものがあります。バイアグラODフィルムは舌の上に乗せるだけで溶けていきます。水で飲む必要がありません。
ODフィルムは水やぬるま湯などが必要ないだけでなく、お財布などに入れて持ち運びできる点も便利です。錠剤よりも吸収が早いため、効果を早く感じられることもあります。
薬の管理方法にも配慮する
バイアグラは直射日光や湿度の高い場所は避けて保管しましょう。冷蔵庫で保管すると使用する際に温度差が生じ劣化する可能性がないとは言えません。冷蔵庫ではなく室温での保存がおすすめです。
医薬品の使用期限は錠剤で5年、ODフィルムが3年とされていますが、使用期限は製造日から数えての期限なので、処方される際に使用期限を確認しておくと安心です。
期限切れのものは効果が半減したり、副作用が強く出たりするなどのリスクもあるので使用しないようにしましょう。また、シートから出してしまったもの、劣化しやすいので、早めに服用することをおすすめします。
心因性が原因の場合は効果が出ない場合もある
EDはストレスや悩みなど、心因性のものが原因の場合、バイアグラが効かなかったり、効果が出にくかったりすることもあります。
初めてバイアグラを服用する場合は不安になることもあるでしょう。「本当に聞くのか?」「失敗したらどうしよう?」など、不安な気持ちが強いとバイアグラの効果が出ないことがあります。
失敗したから、効果が出ないからといってその日のうちに再度服用してはいけません。バイアグラの使用は1日1回までです。
最初だったので不安が強かったという場合は何度か服用するうちに不安が薄れ、きちんと効果が出るようになるでしょう。
ただし、ほかに理由がある場合は、経験を重ねても効果が出ないことも。心因性の場合は、治療薬の服用と同時に、原因となっているストレスや悩みを解消することが必要です。
バイアグラなどのED治療薬を処方してもらう前の注意点
バイアグラを処方してもらうためには、医師の処方が欠かせません。医師の診察と処方があればED治療をより安全・確実に進めやすくなります。
ただし、オンライン診療でED治療をする前に気をつけて欲しいポイントがあります。
バイアグラなどのED治療薬には副作用がある
バイアグラを始めとするED治療薬には、以下のような副作用があります。
- 体や体のほてり
- 目の充血
- 軽度の頭痛
- 動悸・頻脈
- めまい
- 鼻炎
副作用は一人ひとりの体質や個人差によってあらわれ方が異なりますが、事前に医師との診断で副作用についてしっかり説明してもらいましょう。
また、飲酒時や満腹時に服用すると効果が出にくいといった報告もあるため、バイアグラを使用する際は、事前に医師のアドバイスや忠告をよく聞いて守る必要があります。
もしED治療薬を服用した上での副作用が激しければ、迷わず医師に相談して治療薬や治療方法を変えるなどの対処を取りましょう。
オンラインクリニックの信頼性に注意する
ED治療として、バイアグラなどの治療薬を処方しているクリニックはオンラインでも多くあります。自宅でPCやスマホを通じて気軽に治療・処方を依頼できるのがメリットですが、オンラインクリニックは利用前に必ず信頼性について確認しましょう。
オンラインクリニックによっては、診察が短時間、副作用の事前説明がない、そもそも医師や専門家が直接診察をしないといった、信頼性に欠ける対応をしていることもあります。
また、前述した海外製のED治療薬を処方していることもあり、この場合は患者の体質に合った薬を処方しているかどうか、国内で認可された経路で薬を入手しているかといった点も、治療の安全性に直結します。
オンラインクリニックを頼る際には、事前に専門家の在籍状況や診察方法についての情報を事前によくチェックしてから、セカンドオピニオンも視野に入れて選びましょう。
未認可の偽物に注意する
バイアグラをはじめとするED治療薬には、未認可である偽物も多く横行しています。
もちろんクリニックの医師たちはパッケージや錠剤の刻印などを見て真偽を確かめますが、それでも偽物が患者の手に渡ってしまう可能性は0ではありません。
悪質なケースでは、オンラインクリニックを偽って個人が偽物のバイアグラを不正に販売する業者も存在するほどです。
偽物のバイアグラでは重篤な健康被害が出る恐れもあるため、なるべく国内製のED治療薬を希望する、オンライン診察だけでなく来院での診察にも対応したクリニックを選ぶなど、対策が必要です。
個人輸入は絶対にNG
実はインターネット上で「バイアグラ」という名称で売られているED治療薬があります。これらの多くは偽物か、違法に海外から個人輸入できるものです。
個人輸入は偽物を掴まされるリスクが高く、ただお金を払ったのに効果が出ないだけではなく、偽物のバイアグラで体に深刻な副作用が生じる可能性もあります。
もともとバイアグラは副作用を事前に説明しなければならない薬です。副作用が出た際の救済制度は、正規の薬を正しく利用した場合でないと利用できないため、個人輸入は絶対に控えましょう。
未認可の薬を服用して体調を崩したときは治療方法の解明までに時間がかかる
日本国内で認可されていない治療薬を服用した場合、治療がすぐにできないことがあります。未認可の薬はどのような成分が含まれているかわかりません。
まずは使用した薬についての情報を得て、それに対する対処法を確認する必要があります。緊急で病院に運ばれたとしても、治療までに時間がかかることもあるでしょう。
オンライン診療は不安?対処法と体験者の声
オンライン診療を受けるのが初めての場合、不安になることもあるでしょう。不安要素はどのようなものか?対処法と、実際にオンライン診療でバイアグラを購入した人の声を紹介します。
オンライン診療を予約しても必ず購入しなければならないわけではない
オンライン診療を受けると、必ず治療薬を買わされる?と不安になる人もいるでしょう。体験談には、次のような声があります。
「最初から薬の購入を決めていたわけではない」「話を聞いてから治療薬を購入しようと思っていた」。
オンライン診療を予約して診察をしてもらったからといって、必ずしもバイアグラを処方されると決まっているわけではありません。診察によって治療薬が必要ないと判断されることもあるでしょう。
また、診察を受けて治療薬について聞き、服用したくない、もしくはほかのクリニックの話も聞いてみたいと思った場合は、治療薬を処方してもらう必要はありません。その際、診察料のみの支払いをすればすみます。
予約のキャンセルは無料としているクリニックが多いですが、クリニックによって異なることもあるので確認をしておきましょう。ほかの患者さんの迷惑になることもあるので、できるだけ予約をした時間に診察を受けられるようにすることをおすすめします。
オンラインでの診察は難しくないが通信環境には配慮する
対面での診察のやり方に迷うことはないと考えられますが、画面を見ながら通話をすることに慣れていないと難しいのではないか?と不安に思うこともあるでしょう。
「やり方は難しいとは思わなかった」という声もあるように、オンライン診療のやり方はそれほど難しくはありません。
クリニックによっては、アプリのダウンロードが必要なケースもあれば、ビデオ通話ではなく電話のみで行うクリニックもあり、やり方はクリニックによって異なるので、公式サイトなどの「診察の流れ」を確認してみましょう。わからない点があれば、確認をしておくと安心です。
注意点としては通信環境に配慮することです。通信環境が不安定だと、音声が途切れたり、中断してしまったりすることがあります。大切な話をしっかり聞くためにも、通信環境の安定した場所で診察を受けるようにしましょう。
医師とのコミュニケーションが取りやすいクリニックを選ぶ
オンライン診療の医師との対話においては、「親切に話を聞いてくれた」いう声も多いです。画面越しの対話は表情が読み取りにくかったり、通信環境が悪いと話すタイミングが合わなかったりして、思うように会話ができないということもないとは言えません。
オンラインでは触診ができない、患者さんの顔色を正確に読み取ることができないなど、医師が得られる情報も対面診療より少なくなるのは否めません。
基本的にオンライン診療は体調などに問題がない場合に適した診察方法です。もし、検査などが必要な場合は対面診療の方が安心です。
オンライン診療では詳しい検査などはできませんが、検査が必要かもしれないと医師が判断するきっかけを作ることは可能です。
体験談には「バイアグラではなくレビトラの方が自分には合っていることがわかった」といった声もあるように、医師と話をすることでより適した治療薬の選択ができることもあります。
そのためには、医師とのコミュニケーションを取りやすいクリニックを選ぶことです。体調や体質、要望などについては詳しく話をするようにしましょう。少しでも多くの情報を得られる方が、医師としてもより正確な診断ができます。
待ち時間もなくで適した治療薬を処方してもらえる
オンライン診療は「病院に行くのが面倒な自分にとって便利」という声もあります。病院に行くのが面倒、時間がなくて行けないという人も多いでしょう。
病院に行けば診察してもらえるまで時間がかかり、薬局で薬をもらうのも時間がかかる、というケースは多いものです。病院に行くとなると、半日、もしくは1日を費やしてしまうということも。
そのため、土日は休診の病院も多いので、平日に半休など会社を休んで行かなければなりません。そう考えると面倒に感じてしまうのも仕方のないことです。
その点オンライン診療は予約をした時間に診察をしてもらい、薬は送ってもらえるので時間がかかりません。仕事を休む必要もなく、時間を無駄にすることもありません。
中には、すでに診察はしてもらっているので薬だけ処方してもらいたい、バイアグラの服用歴が長いのでそれほど詳しい話は必要ない、という人もいるでしょう。そういった人にもオンライン診療はおすすめです。
ただし、体質や体調は変化するものなので、定期的な診察や検査は受けるようにしましょう。
高額な治療や薬ばかりを提案されるような場合はクリニックを変えてみる
オンライン診療で営業されるのではないか?と心配する人もいるでしょう。体験談には、「営業されることがなかったので安心だった」という声もあります。
多くのクリニックは適した治療薬を処方してくれます。しかし中には、しつこくサプリメントや定期購入を勧めるクリニックがないとは言えません。
もちろん、サプリメントなどを服用した方がよいケースもあるでしょう。しかし、理由があいまいだったり、高額な商品ばかり提案したりするようなクリニックを選んでしまった場合は、ほかのクリニックに変更することをお勧めします。
バイアグラの効果が出ない場合の対処法
バイアグラを服用しても効果が感じられない場合は、次のような対処をしてみましょう。
服用方法に誤りがないか確認してみる
正しく服用しているかどうか、改めて確認してみましょう。
- 食事をした後すぐに服用していないか
- 食事の量が多かったのではないか
- 脂っこいものを食べた後に服用していないか
- お酒を飲み過ぎていないか
- 体調が悪くないか
- ストレスが溜まっていないか
- 緊張してしまったのではないか
上記のような点に当てはまることがあれば、もしかしたらそれが原因で効果が出なかったのかもしれません。心当たりがあれば、まずはその点を改善してみることをおすすめします。
1回の失敗で判断しない
1回失敗したからといって、バイアグラが合っていないとは言えません。最初は緊張したり、不安があったりして効果が出ないこともあるものです。
1回で判断せず、何度か経験を積んでそれでも効果が出ないようならほかの方法を考えてみましょう。
服用するバイアグラの量を増やしてみる
バイアグラには25mgと50mgがあります。処方されている量が少ない場合は、量を増やしてみるのも方法の一つです。
バイアグラには100mgもありますが国内では承認されていません。安全性が確認されていないので服用しないようにしましょう。
また、量を増やしたい場合は、必ず医師に相談してから検討することです。
ED治療薬を変更してみる
バイアグラが効かない場合は医師に相談し、バルデナフィルやタダラフィルといったほかのED治療薬を試してみるのもよいでしょう。
バルデナフィル | 勃起力が強いのが特徴。効果が現れるのも15分~30分と早い。バイアグラより食事の影響を受けにくい |
---|---|
タダラフィル | 持続力が長いのが特徴。食事の影響を受けにくい |
ED治療薬の種類によって服用方法や注意点も異なるので、その点も踏まえて検討してみるとよいでしょう。
不妊治療が目的であれば保険が適用される可能性がある
バイアグラとタダラフィル(シアリス)は不妊治療が目的であれば、保険が適用されます。ただし、保険が適用されるのは以下の条件を満たしている場合です。
- 泌尿器科で5年以上の経験のある医師に処方してもらう
- 他の医療機関で診察を受けている場合は紹介元の医療機関と情報を共有する
- EDガイドラインにおいて勃起不全と診断されている
- 処方される患者さんもしくはパートナーが6ヵ月以内に、一般不妊治療管理料又は生殖補助医療管理料に係る保険診療を受診している
そのほか、1回の診療で処方できる錠剤の数や期限なども決まっています。
不妊治療が目的の場合は保険を利用して治療をすることが可能です。ただし、オンライン診療の場合、クリニックによっては保険適用に対応していない場合もあるので確認をしてみましょう。
バイアグラを入手するなら信頼できるオンラインクリニックで
バイアグラをはじめ、ED治療薬を入手するならオンラインクリニックで医師からの診療・処方を受けるのがおすすめです。
ED治療薬には副作用や体質との相性があるため、専門家にしっかり自分の体質を伝え、安全に使用できる治療薬を処方してもらうことが大切です。
また、使用上の注意点やルールなどもありますから、医師との診察の際にしっかり治療薬の用法・用量を聞いて守るようにしましょう。
EDの症状や発症時期などには大きな個人差がありますから、ちょっとでもEDのうたがいがある、悩みがあるという人も、医師に相談してみてください。オンライン診療なら誰の目も気にせず、都合の良いタイミングで相談だけでも気軽にできますよ。